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印紙税の節税方法(その1)

2013年07月26日



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印紙税の節税方法について、2回に分けて解説します。何も考えないで約束手形や契約書を作成している場合には、ずいぶん、無駄な印紙税を払っています。

社長や経理担当者の方は、ぜひ、一度、無駄な印紙を貼っていないか、チェックしてみてください。








【節税方法1】 金額を分割


例えば600万円の約束手形を発行する際、手形1枚で発行すれば、印紙税は2,000円になります。それを、2枚に金額を分割して500万円1枚(1,000円)、100万円1枚(200円)とすれば、印紙税は1,200円で済みます。800円の節税です。


【節税方法2】 原本を1つしか作らない


グループ会社間の取引契約書など必ずしも原本を2つ作る必要のない契約書については、原本を1つ作り、相手方はその写し(コピー)を保存することで印紙税を半分節税できます。
例えば、グループ会社間の合併契約書などは印紙税4万円が必要なので、2つ原本を作れば8万円も印紙が必要になります。それを原本を1つしか作らなければ、4万円も節税できます。


【節税方法3】 自動更新条項を入れる


「契約期間満了までに解約の申し入れがない場合、自動的に同じ契約内容で更新される」という自動更新条項を契約書に入れておくことで、契約期間満了ごとに新たに契約書を作って印紙を貼る必要がなくなります。

印紙税の節税方法(その2)は、来週、掲載します。

(土井竜二)